デザインの眼

12/20/2018

アートなセンスを 製品デザインに?

いろいろな製品をデザインしてきて、常に大事にしてきたのは `アートなセンス` であった筈です。勿論、機能性、使い易さは充分に吟味のうえで。意識するしないは別にして、良いデザインの条件には`アーティスティック`な秀逸性も求められます。`きれい`, `カッコいい` 、`洒落ている` `味わいある` とか。

これ全て `アートなセンス` なのでしょう。 そうしたことは通常の仕事で気にしてきた筈です。
ところがです. . . . .

 

先日、一つの書籍を手にしました。パッケージデザインの分野では知られている方が著者で、その本のタイトルは「デザインの旅」。 いい刺激でした。

 

この著者は50年にわたりパッケージデザインの分野で活躍されているとか。特に化粧品の分野では名のある人のようです。

それぞれのパッケージは、ブランドのアイデンティティ、商品そのものが何であるかを伝える見え方、使い易さ、製造の条件、店頭での佇まいと、デザイン創作そのものの結果です。でも、一つ一つが `綺麗なのです`、 `工芸品のアート`なのです。

本のタイトルが「デザインの旅」。彼はこれまで50ヵ国に及ぶ旅の経験でのインスパイアが生み出すデザインについて述べています。デザインの仕事はまさに`旅`なのかもしれません。

そうなのです。私もデザイナーとして40年になります。そう、言われてみれば‘旅`なのでしょう。

 

通常のプロジェクトではクライアントの経営者の方・開発責任者の方々との議論を大事にしてきています。ですが、クライアントの方、エンドユ―ザーの人達に満足していただくのには もう一つ大事なこと – 一級レベルのアート価値を, との想いです。

 

昔 勉強した著名な世界一級のクリエィターの人達の広範な活躍を思い起こすに足る刺激を受けた本でした。

旅には良いこと、嬉しいことも、そして辛いこともあります。

 

   さ、心を新たにして、次の旅に向かいます。