デザインの眼

濡れた折りたたみ傘は?

「午後、雨だって」傘をバッグに「じゃ行ってきます」。クライアントとのミーティングも旨くいき、駅へ。「うゎー雨だ、傘びしょびしょ」幸いバックの底に畳んで入れてあったレジ袋。でも……

折りたたみ傘は、普通、薄地のカバーが。これはすぐ失くすことが多く、よほどの高級品でないかぎりカバーの防水能力は無いに等しい。結局、カバンの底にいつも入れてある小さく畳んだレジ袋の出番。こうした体験を何度か。そこで考えたアイデアが、ここに紹介する折りたたみアンブレラケース。
防水加工、密閉能力は充分。サイズは傘の長さにアジャスタブル。さらには、バッグの取手やベルトに通すことができる工夫も。ま、デザインする上で小さいけれども大切な「配慮」。
もう何年も前になりますが、この製品はMOMA Design Store(ニューヨーク近代美術館のミュージアム・ショップ)で選ばれ、日本では東急ハンズで販売されました。

何が大切かということですが、普段の、毎日の生活、仕事のなかで、ふと、こんなものがあったらいいな、欲しいな、ということを誰もが想うと思うのです。そこに、アイデアのチャンスが!

ふと想いつく可能性、これまでになかったものをデザインしてきた中の一つです。

(2007年発売以降数多くの折りたたみ傘ケースが販売されだしました。)